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ローゼンバーグで活動するランジエの日記  公式イラスト400枚以上収蔵 プチ情報や検証 ランジエチャプターを小説風に公開など 様々なコンテンツにも取り組んでおります

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EP2 プロローグ

Episode 2 光輝 

-Prologue Dream too Bright to last-






・・・・から

お前と一緒に戦う事は出来ない

お前の求める物と 僕の求める物は違うから

世界はそう簡単に変わらない たった一人の力はちっぽけで儚いから

世界はあの時も今も 弱い存在には無慈悲な物 身を包む衣服が無い者に冷たい風が残酷なように

一つの小屋も持たぬ者に暴雨が降り注ぐように 急に世界に放り出された子供の私に 世界は不可解なほど恐ろしく巨大な壁だった

お前は弱く 純粋だ しかしお前とは一緒に行けない

僕はちっとも純粋じゃない 僕は世界をまっすぐみているのに どうして純粋でいられる?

ただ 誰かが世界を変えなければ 他の誰かに踏みにじられることの繰り返しだから

だから・・・・・

『お前も僕も今は無力で』
『まだ子供に過ぎなくて』

でも・・・・

僕は行かなければならないけど とにかく覚えておく お前に借りがある事を

世界から勝利を治める方法はそれを壊す事のみ 世界を読み世界を理解し新たな物語を書いていく方法のみ

新たな世界という物語を・・・・

僕は 今はただ手を握ってやれるだけだ それなのに僕にどんな借りがあると言うんだ?

あの手を握ってくれたのは お前だけだったから

僕はただ お前を守りたかっただけ・・なのに・・ お前は間違っていない 悪い訳ではないのに・・・

僕達は別の方向をみている ・・・それだけだ

『僕は行かなければならない 探すべき物がある』
『この手を放すな』

あの時 私には力が無かった 周りの誰にも力がなかった

ペンを握り 武器を握り あるいは世界その物を握れる手 そんな手があの時の私にはなかったから

ただ紅葉のような小さな手を 伸ばして誰かの手を握ってやれるだけだ

それが出来る 唯一の事だった


どうして・・・ううっ・・・ぐすっ・・・ 僕は・・・僕は・・・

02.jpg




何が正しい道なのか 明白だったら ためらう理由はどこにもない

今の私はどんな蜃気楼にも騙されない どんな温かな感情にも揺れず どんな美しい物にも客観性を失わない

これが私の誓い だからもうすこし力を もう少し知識を・・・・


もう少し・・・・ 勇気を・・・・






-パノザレの岸-

「こんにちは」

突然目の前に現れた男は 笑顔でそう言った

「こんにちは 初めまして」

「ちっちゃな子供だったあなたが こうして生き延び 同じ場所に立った気分はどうですか?」

「失礼ですが 私の事を知っているように話されますね 簡単な自己紹介をお願いしても宜しいでしょうか?」

「これはこれは・・・こちらが恥ずかしくなるような丁寧な方ですね 何というべきか う~ん 私はひとりのベテラン旅行者 しかし今は特別な運命を届ける商人・・?」

「商人? ・・・私に何か御用がおありのようですね?」

「いや~これはこれは 簡単に話が進みますね 私もすごく嬉しいですよ ですが話を聞いて見るだけではだめです 物語の幕が上がるという言葉をご存知ですか? 私があなたに渡したいものは言わばそういった物ですから」

「?」

「受け取るのか受け取らないのかはっきりしてくれると助かりますね~ 私も実はちょっと疲れてるのです 普通じゃない人たちの相手をしてるとどうしてもね~ フフ」

「そんなの無理強いではありませんか? 私は見てもいない物を受け取るとでもお思いですか?」

「あぁ 分かりました それでは少しヒントを差し上げましょうか」

「ヒント? ・・・どうもあなたは一般的な商人ではなさそうですね」

「なんと失礼なことを~ 今まさに私は誰よりも立派な商人です 私しか取り扱えない品物を持っているんですからね」

「・・・ しかしどうやらその特別な物を使用できるのは 私しかいないようですね 違いますか?」

「あら? これはこれは・・ バレてしまいましたね 鋭いですね フフ やはり賢い方です 話の本質を理解してらっしゃる 賞賛に値しますよ・・ランジエ・ローゼンクランツ様」

「あなた・・・何者ですか・・?」

「おやおや 意外に驚きませんね ふ~む いろいろな面で本当に面白い方ですね ふむ・・・」

男が両手を翳した瞬間 ふと体が軽く感じた

「あれこれ騒ぐ必要はありません 百聞は一見に如かず さぁ 行きましょうか?」

瞬間 感覚が途切れ まばたきをする間もなく景色が変わった



-書斎-

04.jpg



「・・! これは・・すごいですね」

「純粋に感嘆して下さり嬉しいですね フフフ」

「あまりにも綺麗なワープだったもので・・・ 特に変わった装置も無いですが どういった原理なのです?」

「おや・・・何ですか・・ そちらの感嘆だったのですか? しくしく ひどいですね ほら!この立派な書庫をみて何の興味も沸かないはずないでしょうに」

「あぁ 立派ですね 装丁も高級で ・・・・それでここは何処ですか?」

「そんな簡単に答えてあげたらつまらないでしょう とにかくいい所ですから 思いっきり見回って下さい イウェリド・エタの筆写本に興味はありませんか?」

「・・・・・聞きたいことが山ほどありますが 答えてくれないのでしょうね」



「イウェリド・エタの筆写本は私も結構集めていましたが これは初めて見る物ですね ふむ 内容は大した物ではないか・・」

「イウェリド・エタはそれ自体が原本のエタの筆写本ですからね 本物でない物が素晴らしい物ではなかったということ ご存知でしょう? フフ」

05.jpg


「新しい内容のページは2ページほどか・・」

「しかし私が見たところ それらは全て本物の影に過ぎません 身の程知らずなおせっかいのようですがね フフ」

「あなたはエタの原本にいきつく事ができる資格が充分あるのに あなたはそれからずっと目を逸らしているじゃありませんか あぁもどかしい」

「原本に近づけるのに自らしないと? 私が? そんな事はありません 本当にそんなことが出来るなら 私は絶対目を逸らさないでしょう」

「まぁ今は全く分からないでしょうね 私はもどかしいですよ 言いたいのに言えないこの心情! 誰が理解してくれるでしょうか・・・ でもそろそろ帰りませんとね 味見はあくまで味見 名残惜しさがあってこそ後日を約束できるのです」

そういって男はまた両手を翳す 先ほどと同じ感覚が身を包み また景色が変わった


-ケルティカアジト-

03.jpg


「これ 本当に便利ですね どのような装置で移動するのかお聞きしても宜しいですか?」

「おやおや さっきからそちらにばかり興味が行くのですね ポイントはそこではありません 話が脱線し続けていますよ~ 私はあくまでも品物を渡しにきたのですから」

「しかし 本当にすごいですよ」

「これは伝授できない技術なのです あなたは先ほどの書斎にまた立ち寄る必要があると思います しかしそれはローゼンクランツ様 ご自身の力でなさらなければなりません」

「私自信が?」

「ですので あなたが手に入れようとする情報も力も この運命の幕が上がった後出なければ見つけることが出来ないのです そしてあのエタもです」

「・・・・」

「それを申し上げる為に私はあなたに会いにきたのです 幕が上がったと言わなければ 自分が舞台を見ているという事実さえも分からないものですからね 実権を握ったのはあなた達のほうなのですから」

「実権を握った? どうでしょう 今のあなたの態度からは私に実権があるように思えませんが まぁ私の運命の決定権を誰かに渡すことがないのは事実ですが」

「・・・・・難しいな本当に みんな扱いづらいですよ~ ローゼンクランツ様は うーん よく鍛え抜かれた刀 と言っておきましょうか お気に召すかは分かりませんが・・ はっきり申しあげますとあなたには資格があります 力があるのです」

「資格? 自分自身の道を選択する事が 資格と論ずる事は出来ないと思います」

「しかし資格というものは確かにこの世に存在しています 資格があるからこそ義務が生じるわけでもありますから やるべきと思うことがありますよね?」

「義務に関する話・・・資格・・・ 独特ですねその論理は」

「まぁ私も忙しい身ですから 簡単な説明だけ申し上げて終わらせる事にしましょう あなたは賢い方だ これ以上話す必要もないでしょうからね~」

「・・・・」

「私が渡す物はオーバードという品物です 世の中にたった一つ それは手にれるべき人も一人 あなたとの会話で充分感じとることが出来ました だから私は苦労してここまで訪ねてきたのです そして例の物はあなたの荷物に入れさせて頂きました」

「いつのまに そんな・・・」

「アーティファクト オーバード この世で立った数人だけに与えられた資格を得る為 必ず必要になる物です・・・」

あたまの中で声が響いてくる 目の前の男は何処かに消え

『あなたの特別な運命 この世で数人だけに与えられる資格 あなたは自由です あなたの思い通りに生きて下さい』

確かめるように 願うように

『またお会いできたらいいですね 出来るだけ あの日差しが降り注ぐ外の世界で!』


そういい残し 私一人だけが部屋に残っていた 


ただ エタの原本に近付ける資格というものがあるのなら


それはそれで悪いことではなかった






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Comment

おおおお 

こんにちわ!!
自分もランジエとボリスのCPは切なくてSS撮りまくりでした(つω-`。)

連載(?)がんばです!!こっそり通わせていただきます(*ノωノ)
  • posted by 櫂くん 
  • URL 
  • 2009.06/11 08:08分 
  • [Edit]

NoTitle 

応援ありがとー!

作るのは時間がかかるけど こつこつ全部作っていければと思っております

チャプター0はもうじき公開!
  • posted by ノート 
  • URL 
  • 2009.06/19 12:02分 
  • [Edit]

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Author:ノート
ローゼンバーグで活動中
かっこわるいボリスと
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